六本木1丁目あたりから70才位のご夫婦をお乗せしまして、行き先をお聞きしますとご主人が「シュビュヤへ行って!」とチョット濁った口調で言われたので、確認のために「かしこまりました。シブヤに向かいます。」とご返事してそちらの方に進路を取ろうと致しますと!急にお客様が「アレ!この先で右折ですよね!」と仰るので、ア!これはヤバイと思い、速やかに停止して、聞き直しました「恐れ入りますお客様、渋谷駅方向ですと後ろの方角だと思われますが!」とお聞きすると、奥様も一緒になって「違いますよ!シュビュヤですよ!」と仰るので、ア!そうか!日比谷のことね!と合点がいって「お客様申し訳有りません。私の聞き間違いでした。」「それでは速やかにこの先を右折して日比谷交差点の方に向かいます。」と言って車を進めました。「驚いたなシュビュヤとシビヤを間違えるとは!」とご主人が仰しゃるので、「先ほど渋谷でお客様をお乗せしてこちらに来たもので、ウッカリ勘違いしてしまいました!恐れ入ります!」と言ってごまかしますと、今度は奥様が「そう言えば、シュビュヤとシビュヤは似てますわね!」と仰るとご主人が「シュビュヤとシビヤ全然違うよ!」と仰っておりました。私も「お客様の仰るとおりチョット似ていますが明らかに違います。恐れ入ります!」と言って苦笑いをして、日比谷交差点手前までお送り致しました。
この様にお客様ご自身はちゃんと言葉を発していると思い込んで居られます。
スタートの前に目的地の確認をする事が大切だと思います。