お客様への接し方

渋谷と日比谷の違い!「目的地の確認を忘れずに!」

六本木1丁目あたりから70才位のご夫婦をお乗せしまして、行き先をお聞きしますとご主人が「シュビュヤへ行って!」とチョット濁った口調で言われたので、確認のために「かしこまりました。シブヤに向かいます。」とご返事してそちらの方に進路を取ろうと致しますと!急にお客様が「アレ!この先で右折ですよね!」と仰るので、ア!これはヤバイと思い、速やかに停止して、聞き直しました「恐れ入りますお客様、渋谷駅方向ですと後ろの方角だと思われますが!」とお聞きすると、奥様も一緒になって「違いますよ!シュビュヤですよ!」と仰るので、ア!そうか!日比谷のことね!と合点がいって「お客様申し訳有りません。私の聞き間違いでした。」「それでは速やかにこの先を右折して日比谷交差点の方に向かいます。」と言って車を進めました。「驚いたなシュビュヤシビヤを間違えるとは!」とご主人が仰しゃるので、「先ほど渋谷でお客様をお乗せしてこちらに来たもので、ウッカリ勘違いしてしまいました!恐れ入ります!」と言ってごまかしますと、今度は奥様が「そう言えば、シュビュヤシビュヤは似てますわね!」と仰るとご主人が「シュビュヤシビヤ全然違うよ!」と仰っておりました。私も「お客様の仰るとおりチョット似ていますが明らかに違います。恐れ入ります!」と言って苦笑いをして、日比谷交差点手前までお送り致しました。

この様にお客様ご自身はちゃんと言葉を発していると思い込んで居られます。

スタートの前に目的地の確認をする事が大切だと思います。

ABOUT ME
宗像 保男
鹿児島県生まれ、炭鉱夫だった父が神奈川県川崎市の工場に転勤になったので4才の私は家族と共に川崎市登戸に引越して来ました。 その後小学校5年の時に品川の社宅に転居します。 中学・高校は品川区でしたが高校2年生の時に父が相模原市に一戸建を購入したので家族と相模大野に引越します。 相模大野から品川の高校を卒業するまで1時間電車通学をしました。 その後高校を卒業すると相模原の建設機械製造会社に入社しましたが、5年後に不動産の営業マンに転職しました。 営業の仕事は時間が不規則で、しかも業者との仕事の付き合いで暴飲暴食により体調を壊して入院してしまいます。 退院後に約8年務めた不動産会社を退社してしまい、悩んでいる時にタクシードライバーをしていた高校時代の友人に誘われてタクシー業界に入りました。 日の丸交通に約10年お世話になり個人タクシーの試験を受けられる資格が整ったので、試験を受け合格しました。